在米時代の旅行アルバムが棚一杯になっている。これを何とか整理したいと
ＨＰに私室を作ってそこに順次掲載していこうという計画を立てた。
アルバムは大型なため、Ａ４サイズのスキャナーでは取れない。さりとて、
大型のスキャナーは高くてわざわざ買う気にならない。
そこで一計を案じて、アルバムをページ毎にデジカメで撮影し、そのまま載せてみることにした。
手振れを防ぎ、安定した画像を得るために、２６００円の三脚を買ってきて、これにデジカメを
下向けに装着してやったみた。
撮れることは撮れたが、カメラによる近接撮影なのでどうしても両端が歪曲してしまう。
さらにアルバムのコーティング紙がピチッと貼られていないと乱反射を起こすので、
事態によってはいちいちコーティング紙を剥がして撮影する必要がある。
まあ、取りあえずは自分たちだけがコソッと楽しむ分には支障はなかろうとやってみることにした。
(H19-4-3)
不満足な出来に嫌気がさして、長い間、放っておいたが、今年の夏休み後半になって、デジカメ以前の
写真アルバムを片っ端からスキャナーで撮ってデジタル化してみようという気になった。
アルバムをそのまま上下２回に分けてスキャナーで撮影し、これをAdobe Photoshop に落として
画像を加工したうえ、もとの１ページに再現した。 そのため、ところどころ継ぎ目がはっきり分る個所が
できてしまった。 しかし、歪みはほとんどなくなった。 残るゆがみは写真をアルバムに貼ったときに
発生した人為的なものである。「まあ、当面これでよしとするか」ということで、デジカメで撮った歪んだ
アルバム画像は全部新方式分に入れ替えた。
(H20-9-11)
しかしながら、この作業は大きなアルバムをあと４冊強残したところで、関大大学院の勉強やら
実家の問題などで忙しくなり、すっかり等閑になってしまった。
それから丁度10年経った先日、突然、Ｔさんという方からメールを頂き、3年ほど前から
モイチのホームページ、特に「旅のPhoto Gallery」を愛読し、ご自身の海外旅行の参考に
している、とのメールが届いた。Ｔさんとメールをやり取りするうちに、前記Ｇａｌｌｅｒｙにモイチの
アメリカ駐在時代の旅行写真がほとんどないのは何故か、との質問が出た。そこでこの
ページを紹介したのだが、Ｔさんは未着手の旅行の中に若い時、留学していたアラバマ州の
名前を見つけ、何もこれといったもののないアラバマで一体どんな所を訪ねたのか、興味ある
ぜひデジタル化を完成してほしい、とのことばを頂戴した。
そこで、たまたま予定していたマケドニア・アルバニア・コソボの旅が台風21号による関空滑走路
浸水と連絡橋の不通でキャンセルになったのでその写真編集の代わりにやり残していた
古いアルバムのデジタル化をやり遂げようと思い立った。
Ｔさん、お励まし有難うございました！
（追伸） なお、Ｔさんのアラバマだが、アルバムを調べてみるとアラバマ州はミシシッピ州から
ジョージア州アトランタへの道筋でドライブして通っただけで１枚も写真を撮っていないことが
判明した。Ｔさんには申し訳ないが、覚えていることと言えば、バーミンガムという町を横目に
見て走ったこと、確かに何の変哲もないなあ、と思ったこと、ＮＹ時代の顧客サントリーさんが
確か、当時、そこにマイナーリーグの野球チームを所有していたこと、を思い出したく程度である。
(H30-9-16)