真冬のトルコ旅行(H19-2-4/11)（速報）

従来、冬のシーズンは専ら国内で、九州や沖縄などの温暖地か、逆に白川郷のような豪雪地帯
などを旅行をしていたが、今年は、ＪＴＢからお徳用のトルコ旅行案内を受けたので乗ってみた。
トルコは、地図を見ても、地中海沿岸で温暖なところと思い込んでいたがとんでもない。
エーゲ海に面した西部地方や地中海に面した南部地方は別として、内陸部は二つの
大きな山脈に囲まれ、１０００ｍ前後の高原地帯を形成しており、この季節は降雪も多く、
朝晩の冷え込みも零下１０度前後にまで達する。
今回は幸い天気に恵まれ、行く先々が晴れていくという願ってもない展開となった。
しかし、一部、内陸部では１０日ほど前に降った２０−５０ｃｍの雪が、低温のために解けずに
新雪状態で残っており、歩行に苦労する場面もあった。

コース

第１日（2/4) 　関空−（ルフトハンザ）−フランクフルト−ミュンヘン−イスタンブール（泊）
第２日(2/5) 　イスタンブール（ブルー・モスク）−（途中フェリーでダーダネルス海峡を渡る）−チャナッカレ
　　　　　　　　　−トロイ遺跡(世界遺産１９９８）−チャナッカレ（泊）
第３日(2/6) 　チャナッカレ−イズミール−聖母マリアの家−エフェソス遺跡（世界遺産申請中）−パムッカレ（泊）
第４日(2/7) 　パムッカレ（石灰棚温泉・ヒエラポリス遺跡）（世界遺産１９８８）−コンヤ（メヴラーナ博物館）−
　　　　　　　　　ネプシェヒル（泊）
第５日(2/8) 　カッパドキア地方観光（カイマクル地下都市・ウチヒサール・ギョレメ野外博物館・セルベ谷）
　　　　　　　　　（世界遺産１９８５）−アンカラ（泊）
第６日(2/9) 　アンカラ−イスタンブール（アヤソフィア大聖堂・トプカプ宮殿・グランドバザール）（世界遺産１９８５）（泊）
第７日(2/10) イスタンブール−ミュンヘン−フランクフルト
第８日(2/11) 　−関空




ご覧のようにトルコは北部の黒海沿岸と南部の地中海沿岸に沿って大きな山脈が走り、
中央に海抜１０００ｍ前後の高原地帯が展開している。

写真ハイライト

イスタンブール到着の翌朝、雨上がりに、ブルー・モスクと呼ばれる スルタン・アフメット１世ジャミーを見物
シュリーマンの発掘で有名なトロイの遺跡（エーゲ海沿いにある）
トルコ第３の都市イズミールからバスで南へ１時間のところにある エフェソス遺跡
パドリアノス神殿（小ぶりだがなかなか美しい）
ゲルスス図書館
２万５千人を収容したという野外劇場
パムッカレにある石灰棚（石灰岩の台地に温泉が流れ込んで長年の間に棚田 のような造形を作り上げたもの）
今でも温泉が流れ込んでおり、観光客は靴を脱いで歩き回ることが出来る。 だだし、棚田を壊したりするので場所は制限されている。朝早かったので 外気は零下２度くらいだが湯は気持ちがよかった。
石灰棚のすぐ上には太古の聖所から発展した都市ヒエラポリスの 遺跡がある。これはローマ風呂の跡。（教会に使われていたとか）
カッパドキア地方の奇岩群を観光。まず最初は、ウチヒサールの奇岩を利用した 要塞住宅（今は地震のため住んではいない）（逆光のためうまく撮れなかった）
要塞への道の両側はお土産屋で賑わう。
ツアーの一人が写真を撮っていたらあの要塞のひとつに誘われたそうだ。 集合時間に間に合わないので諦めたと言っていた。ヤバかったかもね。
峠の反対側から眺めると住宅がびっしり。このあたりは洞窟住宅も多いとか。
ギョレメ野外博物館（これは修道尼たちの宿舎だった由）
まるでアルプス登山のおもむき
教会のフレスコ画や厨房などを見るのも一苦労。行きはよいよい、帰りは怖い。 この隣の礼拝堂にある損傷の少ないフレスコ画があったが ５リラ取られたうえ撮影禁止だった。
ユルギュップの町で昼食休憩後、近くのワイナリー前の路上からこの地区の 最高峰エルジエス山（３９１６ｍ）を望む
セルヴェ谷のきのこ状奇岩群
奇岩の中に掘られた礼拝堂にはフレスコ画がある。
火山灰が堆積して出来た凝灰岩なので雨水などでどんどん侵食されていく。 窓（？）からは別の奇岩が・・・
きのこ状の岩がニョキニョキ。
トルコを半周してイスタンブールに戻ってきた。 ボスフォラス海峡をアジア側からヨーロッパ側へ渡る。
ヨーロッパ側の高級住宅街
イスタンブール旧市街のアヤソフィア聖堂に入る（到着時の月曜日は 休館日だったので拝観できなかった）
高さ５０ｍを超える巨大ドームの天井（キリスト像が見える）
出口通路上にあるモザイク画（聖母子に聖堂を捧げる聖ユスティアヌス帝と コンスタンチノープルの町を捧げるコンスタンティヌス帝）
トプカプ宮殿の第４宮殿西側テラスからボスフォラス大橋を望む。 あの橋の下を通ってボスフォラス海峡を奥へ抜けると黒海。
同（左の方へ行くと旧市街と新市街とを分ける金角湾に入る）
同東側テラスから、ボスフォラス海峡を通る船舶を撮る（向こうはアジア側）
グランド・バザールのメインストリート
陶磁器類の派手な模様

夜は旧市街のレストランでトルコ料理とベリーダンス・ショー	ベリーダンサーの胸に気をとられて・・・

新市街の高層ホテルの部屋からの夜景（旧市街のブルー・モスクなどの ライトアップが見える）

詳報に続く