第２日（その３）　昼食、ボロブドゥール、夕食

７．昼食はミーパッソ（ラーメンみたいなもの）

お昼はジャワのラーメン、「ミーパッソ」を食べさせてくれるという。	これはさっき市場で食べた「ナンカ」の実。
ラーメンというから屋台を想像していたが・・・	左のスープを右の麺にぶっ掛ける。
肉団子が入っていた。	屋台というよりコッテージという感じ。
デザートのフルーツ。	美味しかったけどお汁が温（ぬる）すぎたわね。

８．ボロブドゥール遺跡

待望のボロブドゥールに向かったが、俄かに黒い雲が出てきた。	と思うまもなく大粒の雨がバスの窓を叩く。
ジャジャールさんが合羽を買える店を探しましょうと 言ってみんなの希望を聞き始めたが、ボロブドゥールでは 雨は降っていなかった。	ラッキー！そういえば、ジャジャールさんが「ボロブドゥール では不思議と雨が降らない」と言っていた。
プランバナン寺院と同様、周りは史跡公園のように 綺麗に整備されていて土産物屋も入ってこない。	まるで南国のゴルフ場にやってきた感じだ。
整備された公園の道をしばらく進むと・・	・・ボロブドゥールが見えてきた。
ここからでもよく見えるがプランバナン寺院ほど高くはない。	後ろに高そうな山が見えているが、ムラビ山（２９１１ｍ）だろうか？
ここまで来るとその大きさが分かる。高さ３４．５ｍ。	さあ、これからあの一番上の層まで上がるぞ。
その前にここで記念のツーショット。	少し斜めから見るとこんな風。
遺跡公園の周りはジャングルだ。	このコーナーでは隠れた基壇部分を露出させている。
「ハーイ、みなさん、こちらに集まってくださーい」。 公園専属の日本語ガイド。	基壇には精巧なレリーフが刻まれている。
レリーフには煩悩に支配された・・	・・「欲界」に住む人間の姿が刻まれている。
これは醜悪な顔の集まり。このレリーフの上部には遺跡に 唯一残る「カウイ文字」が刻まれている。	これは女性たちのおしゃべりか？
これは華美に走る女性への戒めか、羨望・ねたみか？	このレリーフは酒食に溺れる図である。
享楽に対する仏教的な戒め・・	・・「因果応報」の意味が込められている。
基壇の上部の壁には仏像というよりは・・	・・ヒンドゥー教の神々のレリーフが刻まれている。
中央の階段から上り始める。	一番上まで続いているようだが・・
・・まずは第１回廊まで上がる。	第１回廊の壁には上段に釈迦の一生が、下段には 本生譚と譬喩物語が描かれている。
ガイドがたどたどしい日本語で解説してくれた。	時間があればじっくり見て回りたいところだが・・・
これは王子誕生の図と言っていたように思うが・・・	ガイドの説明をメモしなかったので忘れた。
さらに階段を上がる。	第１円環に到着。
ここにはひし形の窓が空いたストゥーバが林立する。	一番上にある大ストゥーバには避雷針？が付いている。
この３層に亘る円環の部分には全部で７２基のストゥーパが あるという。	ひとつひとつのストゥーパの中には仏像が安置されており、 それぞれが信仰の対象となっている。
すぐ後ろに見える山はかなり高そうだが・・	右方向は割合開けているようだが・・・
私たちの上がってきたのは東からだが・・	・・いまひとつ方向がよく分からない。
	晴れていれば東北東に写真のように見える筈。 右がムラピ山（２９３０ｍ）で左はメルバブ山（３１４５ｍ）
この右向こうに見えている山はひょっとすると２０１０年に 噴火した活火山のムラビ山（２９３０ｍ）かもしれない・・	・・しかし、上の方が雲に隠れているのでよく分からない。 上はネットで検索した写真。
この大ストゥーパにはやはり仏像が安置されているのだろうか？	第３円環に着いた。ガイドさんからここを３回回ってから 合掌してください、と言われた。 ここまでくるとストゥーパの 穴あき窓は四角い。
先ほどやってきた正面のアプローチ。	さらにそれを望遠してみる。
ツーショットで。	ガイドさんが下に見せたいものがある、という。
ストゥーパの頭が落ちて中の仏像が露出している。	なかなか美男である。
ずっとジャングルが続いている。	これは第２円環。
こちらは南東方向、どちらかと言えばジョグジャカルタの方。	広場を見下ろす。ここにも仏像があった。
山手の方はジャングルも深そうだ。	ストゥーパの窓から中を覗いてみたが仏像の姿が よく見えなかった。
人間の顔のような狛犬？	別の階段を下りていくようだ。
第３回廊まで下りた。	ここのレリーフはガイドブックによると「華厳経入法界品」・・
・・とあるがよく分かりません。	さらに下りる。
どんどん下りる。	これは第２回廊。
上りより下りの方がシンドイ。	広場で一服。
「もう一度、記念に撮って」	あらためてこの寺院というか、墳墓というものの・・
・・スケールの大きさを感じた。	感慨を心に・・
・・残しながら・・	・・ボロブドゥールとお別れ。

９．パオン寺院とムンドゥッ寺院

最初のパオン寺院はジャジャールさんが「格別のものは 何もありませんよ」と言っていたが、好奇心の強いＫさんが 「見たい」と降りたので付いていった。	確かに何もなかったからレリーフの写真を撮った。
次のムンドゥッ寺院はジャジャールさんが「内部の仏像が 見ものですよ」と盛んに推奨していた。	そう言えば、ガイドブックに日本の仏教関係者が「世界で もっとも美しい仏像のひとつ」と驚嘆したと書いてあった。
なるほど、見事な石像の如来様だ。	向かって左の半跏像は文殊菩薩、・・
・・右は観音菩薩と推定されている。	文殊菩薩。
この如来様は高さ３ｍ、手は転法輪を結ぶ。 優しいお顔である。	薄暗いから懐中電灯で照らさないとよく分からない。
観音菩薩を横から。	こうして見ると外からもよく見える。
階段上のテラス両側には・・	・・保存状態のよいレリーフがある。
これは鬼子母神か？	これは夜叉像か？いずれも子どもたちを可愛がっている図である。

１０．ジャワ島最後の夕食

これはまた豪華そうなレストランだ。	ジャワ島最後はインドネシア料理のバイキング。
それに希望でアボカド・ジュース（１杯３１０円）。	内部の飾りつけはジャワ風というかインドネシア風。
フルーツはパパイヤ、マンゴスチン、ライチ。	コーヒーよりジャワ・ティーの方が気に入った。
ちょっと遠すぎたかな？

バリ島に進む

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