世界遺産をバスで観て回ることと
後半は、３泊４日のエーゲ海クルーズ
である。
観光スポットはイオニア海（コリントス湾）
とエーゲ海を結ぶ長さ６．４ｋｍ、
高さ８０ｍ、幅 ２３ｍ、深さ ８ｍ の
コリント運河。
運河そのものの計画は紀元前７世紀
から始まり、ローマ皇帝ネロがユダヤ人
奴隷５０００人を使役して本格的に掘削
したこともあったらしい。
スエズ運河開通のあと、１８７０年代に
ネロの遺産を継ぐ形で工事が進められ、
１８９３年に完成した。
バスの運転手レオニーさんのサービスで
わざわざ山岳地帯を走る。
いくつか点在していた。
向こうの森にオリンピアの遺跡が
ある。
バスで到着したアメリカ人学生
の一行が食事にでも行くのか
団体で歩いてきた。
朝の空気が清々しい。
「ゼウス神殿」。右端は現地ガイド。
古代オリンピックはゼウスの神事として
紀元前７７６年に第１回が開催されたと
の記録がある、とか。
１９２ｍのこのゴールラインまで
ひとりジョギングで駆けてきた。
気温は３０度を超えていたが
空気が乾燥していて心地よい
くらいだった。
の破風のひとつ。
完成の新しいもので全長２．９ｋｍ、巾２７ｍ。
８００ｍの山の上にデルフィの町（中央）
が見えてきた。
さらに奥の高い山はパルナソス山
（２４６０ｍ）で冬は有名なスキー場。
コリンティアコス湾を望む。
標高１０００ｍのアラホバの町がある。
ここは冬季、パルナソス山スキー場の
宿泊地となる。
にあるオシオス・ルーカス修道院（世界遺産）
を訪ねる。同修道院はビザンチン時代中期
の教会建築の珠玉といわれる。
の足を洗う絵が描かれている。
これはアテネ人の宝庫。
６本の柱が残っている。
見えるアギオス・ステファノス修道院。
背後に岩山と修道院が見える。
くれたのは「階段は多いが眺めがいい」と
いうルサヌー修道院（これは尼僧院）。
昔は左壁の梯子で上り下りしていたらしい。
ヴァルラアム修道院（修復中）を望む。
メテオラの修道院群は６００年ほど前から
ビザンチンの僧侶たちが孤独と神への
崇拝の生活を望んでだれもが容易に
近寄れない場所に僧院を作り上げて
いったもの。
メテオロの中で最も大きく重要な修道院。
上り下りしたそうだが、今はご覧のように
いったん谷底に下りたうえ、向こう側の
岩面に彫られた１１５段の階段を上る。
架かっているがこの写真では見にくい。
見える。
（左手の岩山頂上）とヴァルラアム修道院
（その谷を隔てた岩山の頂上）を望む。
がよく見える。
ステファノ修道院。
紀元前５６６年に出来たといわれるが、
紀元前３２９年に大理石に造りかえられた。
ここは２００４年のオリンピックでマラソンの
ゴール地点として使われたので女子マラソン
で優勝した野口みずきはここでゴールテープ
を切ったのである。
現在でもコンサートやオペラなどに
使われている。
パルテノンと同じ時代（紀元前４５０-４４０年
頃に建てられたものという）。
古代アゴラは単なる市場ではなく、政治、
宗教、文化の中心施設が集中していた。
優美な柱廊。６人の少女の像はレプリカで
オリジナルのうち５体は新アクロポリス
博物館に、残り１体は大英博物館に
保管されている由。
だったが、今は使われていない）。
その向こうに見える黒っぽい建物は新しく
出来たアクロポリス博物館。
アドリアノスの時代に完成したという）。
かっては１０４本のコリント式柱が立ち並ぶ
壮観なものだったらしいが、現在は１６本
しか残っていない。
１１時から衛兵の交代があるというので
観光客が三々五々集まってきた。
をまとった二人の衛兵によって守られ、
１時間毎に交代が行なわれる。
（これは午前１１時の交代式）。
「Vizantino」で。