国民の館
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| 巨大な「国民の館」の全景をカメラの収めるには ここがいいと、バスを停めて撮影タイムを取ってくれた。 ネオクラシック様式の左右均整の取れた美しいビルである。 |
この館はワシントンのペンタゴンにつぎ世界第２位の規模を誇り、 高さ８６ｍ、縦横２７０ｍｘ２４０ｍと巨大で、３１０７もの部屋がある、 とか。 |
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| この颯爽と「国民の館」に入っていく二人は００７か？ | 玄関口にバスを停める。 |
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| 正面左側に見学客の入口がある。 ここのカメラ代は３０レイだった。 |
警備は厳重でバスポートと引き換えにこんな ビジターカードを渡され、首から下げる。 |
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| 一見、飾り気は少ないが、壁にはルーマニア産の大理石を ふんだんに使っており、間違いなく豪華な印象は受ける。 |
本館専任のルーマニア人ガイドが付いて回るが、 アンドレさんがガイドブックの内容を暗記していて すべて彼が説明してくれた。 |
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| この館は１００％ルーマニアの資材・技術で作られており、 まさに国の威信を賭けて建設された。 |
彫刻や絵画などもルーマニア・プロバーのものである。 |
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| 円形会議室。 | 天井のシャンデリアも相当な代物である。 重さは実に３トンもある、と。 |
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| 円形の会議室に合わせて・・ | ・・円形のじゅうたんが敷かれている。 |
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| これはルーマニアの民族衣装のひとつ。 | 廊下にはいくつも民族衣装が飾られている。 |
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| 床のタイルは色大理石である。 | 柱も床も大理石。 |
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| この木製ドアは中央から左右に分かれるようになっている。 工事の時、トラックが通れるようにするためそうしたらしい。 |
大会議室。共産党大会の会場に予定していたらしい。 |
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| この館には全部で３１０７もの部屋があり、その一部は現在、 |
中央ホール。 |
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| 正面バルコニーに通ずる大ホールにはとてつもなく大きな カーペットがあった。カーペットは清掃したばかりだったので 立ち入り禁止となっていた。 |
大理石の大階段。 |
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| 記念に。 | 階段の踊り場に架かっているタペストリーは４枚で１トンもある。 |
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| この模様は部屋の見取り図になっているらしい。 | どの部屋も広くて歩き疲れる。 |
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| 中央ホールのひとつ。やや暗い。 | この人がこの館専任のガイドさん。 |
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| 一番大きくて豪華な部屋。 | これは何の模様だったかな？ピンクの大理石が珍しい。 |
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| この館は贅を尽くして造られたが、換気装置がない。 ダクトを通して毒ガス攻撃を受けはしないかと心配したらしい。 |
記念に。 |
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| 身長が１５０ｃｍ代と背の低かったチャウシェスク夫妻に 合わせてステップを低くしている。（５回も造り直しを したらしい） |
踊り場の飾り。 |
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| ４枚で１トンの１０ｍの特製カーテン。 | 上の階に上がる。 |
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| シャンデリアもいいが、こういう天井のデザインもいい。 | 中央にはチャウシェスクの肖像画が銅像がある筈だった？ |
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| 向こうはチャウシェスクの部屋になる筈だった。 | ここは窓がなく、音響も最悪で欠陥作品。 |
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| こちら側は夫人（副大統領）の部屋になる筈だった。 二人は仲が悪かったため別々になったと。 |
会議室のガラス天井に注目。 |
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| 入館の一番の値打ちはバルコニーに出て・・ | ・・ブカレストの中心部を一望できること。 |
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| もっと上の階だったらよかったが・・・ | 統一大通り（４ｋｍ）を望む。 |
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| これは右手側。向こうはアパートだそうな。 | 統一大通りを望遠で見てみる。 |
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| ルーマニア国旗とＥＵの旗が翻っていた。 マイケル・ジャクソンがここからブカレスト市民に向かって 「ブダペストのみなさん！」と叫んだとか。 |
テラスからの眺望に満足。 |
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| この宗教画はここをヴァチカンに見立てて映画の 撮影をしたときに取り付けたものをそのままにしている、と。 |
国民の館の設計図を表すらしいが、こっそり十字架を 隠しているとか。 |
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| チャウシェスクはここには入ったことがあるそうな。 | 閣議など重要会議の部屋で、通訳のブースもある。 |
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| シャンデリアも豪華。 | 会議室の床は音響の関係上、木製のタイルである。 |
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| カーテン越しに中庭を覗く。 | 別の会議室。 |
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| 何を笑っているの？ | バスに乗車して館を後にする。 |