第７日　８月９日（木）　シギショアラ−ブラン城（観光）−ペレシュ城（観光）−ブカレスト



シギショアラからブラショフの南西３０ｋｍにあるブラン城へ

朝食前にホテルの中庭を散策。	半袖では寒いくらい。
ホテルはＡ、Ｂ、Ｃの３棟に分かれていた。	Ａ棟とＢ棟との間から「山の上の教会」が見える。 朝６時過ぎにあの山の上までジョギングしてきた女性がいた。
朝食の場所はここだが、まだ準備中。	外に出てみた。
ホテル前から「山の上の教会」を望む。	朝食は野菜と果物を中心に。
午前８時、シギショアラを出発、ブラン城に向かう。 今日も快晴だ。	お年寄りは朝が早い。
いつもの風景が展開する。	これは立派な教会だが・・・
アンドレさんに尋ねると「これはホップです」と。	トランシルヴァニアのなだらかな丘陵地帯が続く。
教会のある村。	丘の上に点々と牛が草を食んでいた。
これは羊の群れ。	これは城壁に囲まれた頑丈そうな城だ。
ルペア（Rupea)という町にある１４世紀からの城砦である。 １８世紀に屋根が壊れて以来そのまま放置されている。 （グーグルの地図を追っていて判明した）	カラフルな壁がこの辺りの特徴。
同。にわかに雲行きがあやしくなってきた。	と思う間もなく激しい雨がバスの窓を打ち付け始めた。 アンドレさんの話では雨は２０日ぶりとか。
トイレ休憩のガソリンスタンドでは傘をトランクに入れた ままだったので大慌て。ドライバーのペトロさんに トランクを出してもらって傘を取り出した。	おっ、こんな赤い電車も走っているんだ！
雨とはいやだな。	向こうの山はこの間、泊まったブラショフのトゥンバ山だ。
雨は上がってきたようだ。	この辺りも街並みがカラフル。
地図でみるとブラショフあたりのカルパチア山脈は ルーマニアの中で一番高い山々が連なっているようで ２５００ｍ級の山がいくつかある。	ルシュノヴ城。１３世紀にできた堅固な城砦である。実際、当時、 タタール人やオスマントルコ軍の攻撃に何度も耐えきったらしい。
どんよりとした雲、今日は簡単には晴れないかな？	山の斜面に少し陽がさしてきたようのみえるが・・・
地図で見ると、ブラン城に近いこの山並は高いところで ２５０７ｍもあるらしい。

ブラン城（小説「ドラキュラ」の吸血鬼居城のモデルとなった城）

ブラン城に到着したが、バスの駐車場が満杯なので バスを別の場所に停めて歩くことに・・・	この屋台はチーズ屋さん。
これがブラン城。どうにか雨は止んでくれたが・・・	バスを停めたところから・・
・・土産物屋の間を・・	・・キョロキョロしながら・・
歩いていく。	入口の切符売り場は長蛇の列で団体専用窓口もないので アンドレさんが切符を購入するまで１０分ほど待つ。
その間にみんな土産物屋を下見したり、冷やかしたり。	小さな籠にベリーを２種類盛ったのを・・
このおばさんが売っていたがそう簡単には売れない。	向こうに城が・・・
切符が買えていよいよ登城。	この苔むした屋根の建物は何だろう？
お城の周りは小公園になっている。	城は天然の岩の上に・・
建てられた文字通りの山城である。	この十字架は「ドラキュラ」を思い起こさせるなあ。
さらに階段を上る。	入ったところはお城の中庭。
中に入ったが、先にユダヤ人観光客の一行がいて 暫しストップ。アンドレさん、ユダヤ人の観光客は 声が大きくて、マナーが悪いのでガイド仲間では 毛嫌いされている、とのこと。	アンドレさんはユダヤ人観光団のコースを避けて 別の部屋で説明。この城はドイツ商人がオスマントルコ軍 の侵入をいち早く見つけるために1377年に築いた城砦と。
14世紀末にはワラキア公ヴラド１世がここを居城とした。 ヴラド１世はドラキュラのモデル、ヴラド・ツェペシュの 祖父にあたる。	城は1920年にルーマニア国王の住まいとなり、 以後王族に継承されていたが、共産主義時代に王族たちは 国外に追放されて政府の管理下にあった。 しかし、2008年、管理権は政府から公式に王族の末裔に 移され、現在は博物館として運営されている。
この隠し階段は脱出用ではなく・・	・・単に階上に上がるためのもの。
上がったところは立派な図書室。	家具調度品はもちろん中世のものではなく、大戦前に 住んでいた王族のもの。
ここはミュージックルーム。	古いピアノが置いてあった。
城庭(Court Yard)を見る。	物見の塔というが窓が小さい。
本当にこじんまりとした城だ。	回廊で繋がっている。
国王が気に入っていたというテラス。	テラスからの眺め。
アンティーク家具が・・	・・たくさん、置いてある。
それほど豪華なものではなく、割りあいシンプルだ。	窓の格子模様が上品だ。
暖炉？	ストーブ。
この王冠はメッキだとか。	暖炉のあるダイニング？
「ふーん」	天井の模様が面白い。
なんか見たことがあるような・・・	端にギルドの紋章みたいなのが描いてある。
小窓からの眺め。	ここに住んでおられたクイーン・マリーの結婚衣装。
これも・・	これは、身長２ｍ１０ｃｍだったというドラキュラのモデル ヴラド公に合わせて造った映画撮影用の衣装だという。
城庭はそれほど広くない。	回廊で。
城はこうしてみると５階建かな？	隠し砲撃穴。アンドレさんが開けてくれた。
中庭を見ながらアンドレさんが解説。	吸血鬼の出そうな雰囲気はこれくらいか。
みんな回廊から覗いている。	外側に彫刻のある井戸。
お城の拝観はこれで終わり。	もとの階段に出る。
アンドレさんが、ＣＤの店と、日本でも人気の皺取り化粧品、 ジェロビタールを売っている店にみんなを案内してくれた。	私も買うべきだったかしら？
チーズの店。	フルーツの店でりんごとネクタリンを買った。
形はまちまちだったが、レストランんで出る野菜やフルーツは どれも美味しかった。	御土産屋を見て回るが・・
あまり、これというものはなかった。	「ベリーを買ったけどひとつたべてみない？」
もう一度、ブラン城を見上げる。	集合場所に戻ってくる。
昼食レストランはここ。	ニンジン・スープ。
鶏肉。	デザートのクレープ。
食事を終えて・・・	レストランの裏にはプールがあった。

次はシナイアのペレシュ城へ進む