ポルトガル世界遺産めぐり８日間(H22-2-5/12)　詳細編（その３）

　　コインブラ − トマール（世界遺産キリスト修道院）−カトリックの三大聖地の一つファティマ（昼食後バジリカ見学）
　　−中世の城塞都市オビドス−リスボン

昨日夕方から雨が降り出したが今朝になっても止まなかった。	だがトマールに近づくにつれ晴れ間が見え始めた。
このあたりはやはりブドウ畑がメインのようだ。	同。
トマールのキリスト修道院に到着。 嬉しいことに空は完全に「晴れ」。	この小門から入る。
修道院というよりはまるで堅牢な城塞である。	それもその筈、１２世紀にテンプル騎士団が創建したという。
ちょっと格好をつけて。	鐘楼。

	トマールのキリスト修道院は、マヌエル 様式建築の傑作といわれ、１９８３年 世界遺産に指定されている。 １２世紀にテンプル騎士団によって 創建されたが、同騎士団の解散のあと １３世紀後半からはディニス一世の創設 したキリスト騎士団の本拠地となった。 何世紀にもわたる増改築の末、１７世紀 に完成したという。
	修道院入り口のスペイン風装飾。 マヌエル様式という。

これが修道院の入り口。スペイン風である。	「墓の回廊」。この修道院には１５・１６世紀に８つの 回廊が造られた。
「墓の回廊」はエンリケ航海王子によって造られた。	これは２層の回廊もエンリケ航海王子によって造られた。
陽の光に映えるブルーのアズレージョ。	これはやや荒れ気味の回廊。
回廊のひとつからドームを見る。	？
これはゴシック様式の「沐浴の回廊」。	回廊の中庭にある木にもアズレージョが・・・
身廊の天井。	「墓の回廊」。
これは誰かのお墓だったが・・・	この変わった円堂（円形の礼拝堂）は１２世紀後半、 テンプル騎士団によってイスラエルのそれを模して 建てられた。 その後、１５世紀前半にエンリケ航海王子によって横に 新たに身廊が建てられたため、これはその後陣となった。
八角形のロマネスク様式である。	彫刻や絵画は後期ゴシック/マヌエル様式である。
というのは１５世紀後半にマヌエル一世によって	付け加えられたからである。

	円形礼拝堂の回廊外側にも またゴシックの絵画と彫像が 飾られている。 絵画にはキリストの生涯 が描かれている。

八角形の外側には天使や聖人などが描かれ・・	回廊の外側の天井にはゴシック模様が描かれている。
いくつ目かの回廊を進む。	これはルネサンス回廊。
これはかなり有名なものらしい。	この回廊では身廊のマヌエル様式の窓が目の前に見える。
記念に。	この修道院の目玉のひとつなのでみんな熱心にみる。
宿舎。	修道僧の個室。
修道僧の食堂。	キッチン。
釜。	これは樋！口から雨水が落ちてきた。
柱上部の飾り。	見学を終わって出口でバスを待つ。

カトリックの聖地、ファティマのバジリカへ

なだらかな丘陵地が続く。	牧草地やオリーブの林などが多い。
聖地、ファティマに到着。巡礼者が泊まるホテルで昼食。	ここでもスープはチリメンキャベツの千切りスープ。 これにタラのコロッケがついていた。
お昼のメインはタコのリゾット。	ワインのハーフボトルは１．１５ユーロ（１５０円）と 信じられない安さ。
デザートのチーズ？ケーキ（これは二人分）。	お土産やさんにはやはりカソリック関係のものが・・・
バジリカに向かう。	バチカンを模した回廊。
身廊の細部をよく見ると、	かなりモダン。
回廊というか側廊というか・・・	空が抜けるように青くバジリカの白い塔が際立つ。

	ファティマのヴァチカンを模したバジリカ。 第一次世界大戦中の１９１７年に３人の 子ども達の前に聖母マリアが出現したという 奇跡がヴァチカンにも認められてカトリックの 聖地となった。
	対面には８９００人収容の新しいバジリカが 建設された。

礼拝堂。この場所で３人の子どもがマリア様の お告げを聞いたと言われている。	同内部。
広場の真ん中で添乗員さんの説明を聞く。	新バジリカからバジリカまで大理石で敷かれた道を 膝で歩いていく敬虔な信者もいた。
何故か京都の平安神宮を思い出した。	えらく抽象的なキリストの磔像。 そろそろ雲行きがあやしくなってきた。異教徒への怒りか！
新バジリカ（８９００人収容）の入り口。	祭壇。
礼拝所横の祈祷所。	ローソク立ての横にはこんな蝋細工も供えられている。 治療したい部位などを模ったものである。 子ども、頭、目、足、オッパイ、肝臓などなど。
信者たち用のロウソクやお土産品を売っている。 普通のロウソクのほか、祈願所で見た身体の部位 （足とか、内臓とか子どもとか）を模ったロウソクも 売っている。	お土産やも回廊式になっている。
３人の子どもたちの前に現れたからか、 ウィンドウにはマリア様の像が多い。

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