ポルトガル世界遺産めぐり８日間(H22-2-5/12) 詳細編（その１）
リスボン発 −アルコバサ（世界遺産サンタ・マリア修道院）−ナザレ（シティオ展望台・昼食・ナザレビーチ）
−バターリャ（世界遺産バターリャ修道院）−ポルト
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| 夜１０時過ぎリスボン空港に到着。寝たのは１２時前。 | 翌朝、目が醒めて窓を開けると青空、幸先よし！ |
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| ホテルは寝るだけだったがまあ清潔な感じ。 | 出発のため外に出てみると霧が掛かっていた。 |
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| ９時出発だから、霧はまあ、心配ないだろう。 | 土曜日の朝とあってホテル前の道路は混雑していない。 |
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| 博物館や | 闘牛場などを見ながら |
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| リスボンの街中を通って郊外へ。 | 高速道路Ａ８号線を北へ向かう。山上に風力発電の塔が いくつか見られるが最近とみに増えてきたらしい。 |
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| スペインと違って緑が多いようだが、ほとんど政策的な 植林の成果らしい。 |
木の種類がほとんどユーカリと松に限られていることと 整然とした植生とを見るとそれがよく分る。 |
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| 晴天の土曜日というのに遠出の車は少ない。 | これは伝統スタイルの風車。このあとも時々見かけた。 |
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| 走っていてユーカリの木が多いのが目立った。 ユーカリは成長が早いのでオーストラリアから移植した由。 ただ、当地では夏季雨が降らないので野火がよく発生するのが 誤算だった。ユーカリは油成分が含まれ発火しやすいのだ。 |
この国は丘の上や斜面に住むのが好きらしい。 |
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| 丘の上に城塞らしきものが見えてきたが、これは オビドスという小さな町で観光の人気スポット。 |
われわれは明後日立寄る予定と。 |
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| アルコバサの町に到着。 | 添乗員に先導されて町中へ。 |
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| アズレージョの外壁を持つ家。 | アルコア川（アルコバサというのはこのアルコア川とバサ川 の交わるところにある）。 |
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| 橋のたもとに何やら史跡案内の看板があったが・・・ | 彫像のある小さな広場。 |
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| 石畳の道を進む。 | これが目的地かと思ったが・・・ |
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| さらに進む。 | ここにもアズレージョの外壁が・・・ |
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| これが本日最初に訪れた世界遺産サンタ・マリア修道院。 | 堂々たるファサードである。 |
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アルコバサ修道院。 ポルトガルにおける最大・最重要な中世の修道院。 この修道院はポルトガルの初代の王、アフォンソ一世 によって１１５３年シトー会の修道院として創設された。 以来王室との関係が深く当時の国王および妃が 多数ここに埋葬されている。 基本的には初期ゴシック建築だが、現在のバロック 様式ファサードは１８世紀に改築されたもの。 （１９８９年世界遺産指定） |
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| １７５５年の大地震はほとんど・・ | この修道院に被害を及ぼさなかった。 |
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| 修道院の前は「４月２５日広場」と呼ばれる。 | 丘の上はアルコバサ城。 |
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| ファサードの左右には聖書を持った二人の聖人が立っている。 | 誰と・・ |
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| 誰かは聞き漏らした。 | 門から中を覗くと意外に質素である。 |
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| 身廊を入ったところあたりは何の飾りっ気もない。 |
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内部は初期ゴシック様式でシトー会の 禁欲的な規約に沿って極力装飾を 排している。 |
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そんな中で華やかな装飾に彩られて いるのがペドロ一世とイネスの石棺。 （これはペドロ一世の石棺で６頭の ライオンによって支えられている） |
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この石棺に葬られているペドロ一世 と反対側の翼廊に葬られているイネス との禁じられた恋の物語はポルトガル の歴史上有名な話らしい。王の守護神 聖バーソロミューの生涯を彫った石棺 周りの物語はそれを象徴するもの。 |
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| 一番右には皮を剥れた聖人の様子が描かれている。 | 見事なバラ飾りの浮き彫り。 |
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 貴族の婦人だったイネスは皇太子 時代のペドロ一世と恋に落ちて、１３５５年 アフォンゾ四世の怒りに触れ、暗殺された。 石棺の回りに彫られたイエス・キリストの 生と死は彼女のそれを思わせるもの。 |
| ペドロ一世の悲恋の相手イネスの石棺。 | 支えているのは６人の半獣半僧の罪人？たち。 |
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| 身廊を入ってすぐ左にある「国王の間」にはアズレージョで 描かれた物語がある。 |
王のカラフルな彫像。 |
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| 同上。 | 回廊。 |
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| 回廊隅にあるゴシック調の室内噴水。 | 修道僧たちの食堂。 |
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| 同。 | キッチンの大煙突。 |
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| 大理石の大きなまな板。 | これは生簀だって！ |
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| 「沈黙の回廊」 | 集会室。周りの壁際にはバロック調の彫像が並ぶが これらは修道僧たちが造ったものとか。 |
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| ここではハンサムな青年が思いがけずモイチの大好きな ヘンデルの"Lascia Chio Pianga"を見事なカウンターテナー で歌ったくれた（モイチの i-pod にはサラ・ブライトンの歌う この曲が入っている）。 このひとは敬虔なクリスチャンだそうで、ヨーロッパでも 有数のカウンターテナーだそうだが、いつもここで ボランティア活動をしているそうである。 青年の名前は Luis Pecas というらしい。 |
それから数日後、リスボンのホテルで何気なくクラシック番組 を見ていたら、今ヨーロッパで売り出し中のカウンターテナー、 フィリップ・ジャルウスキーが同じ"Lascia Chio Pianga"を 歌っていたので思わずシャッターを切った。 サラ・ブライトマンのLascia Chio Pianga(YouTube) |
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| 集会室の入り口はロマネスク風の立派なもの。 | その下にはひとに踏まれることで死後の苦行を 意識した修行僧の墓が・・・ |
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| 「沈黙の回廊」から正面の塔を見上げる。回廊のマヌエル様式 の２階部分は１６世紀に付け足されたもの。 |
回廊の庭は工事中だったがオレンジの木が実をつけていた。 |
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| 外に出てちょっと開放感を味わう。 | 路地裏からアルコバサの城を望む。 |
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| レストランと陶器店。 | 陶器店の内部。 |
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| アズレージョを壁面いっぱいに飾った家。 | あまりゴタゴタしない上品な町並みだ。 |
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修道院を出てきたところで もう一度全景を。 |
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