常念岳登山（H16-8-2/4)

常念小屋から槍を望む

　今年の夏山はどこにしようかといろいろパンフレットで物色していたら、ジパング倶楽部に
常念岳登山ツアーがあることを発見して申し込んだ。
常念は、まだモイチが２０代後半のころ、銀行同僚の掃部くんと上高地の徳沢から蝶が岳、常念、
大天井、槍まで縦走したことがあり、槍・穂のパノラマ展望が今でも鮮明に脳裏に焼きついている。
日程を見るとさすがジパングだ。ＪＲを使って２泊３日の悠々登山だった。　しかし、全くの初心者の
女性が二人もいたのにはびっくりしたり、あきれたり。　地元の登山ガイド富山敬子さんも彼女らを気遣って、
こちらがいらつくほどのスローペースでリードしてくれた。
お陰でわれわれもバテずに済んだというところ。

第１日　大阪発　８：５８（しなの９号）－松本着　１２：５９－（送迎バス）－穂高ビューホテル着　１５：００
第２日　ホテル発　８：００－(送迎バス）－一の沢登山口（１２６０ｍ）８：４０－山ノ神－王滝－胸突き八丁
　　　　　最後の水場－常念乗越（２４６６ｍ）－常念小屋　１４：３０　（泊）
第３日　常念小屋発　４：００－常念８合目　４：４５（ご来光）－常念岳頂上　５：３０－常念小屋　７：００
　　　　　朝食後出発　８：００－一の沢登山口　１２：００－（送迎バス）－穂高ビューホテル（入浴と昼食）
　　　　　ホテル発　１４：１０－（送迎バス）－松本着　１５：３０　同発　１６：４２（しなの２０号）－
　　　　　名古屋で新幹線に乗り換え、新大阪着　１９：５９

行き帰りに高級リゾートホテルを使うところがジパングらしい。

熊騒動！

今回、参ったのは、常念小屋での睡眠。１６畳の部屋に大の男が１５人も詰め込まれて、いびきの
大合唱。　おまけに、ようやく寝付きかけたかと思った矢先、９時５０分頃と１０時半ごろの２回に亘って、
小屋の食料倉庫と厨房に熊が侵入して食べ物をかっさらっていくというハプニングが起こった。
ガラスを割る音、ガスボンベを倒す音、「こらっ」という叫び声。そして「クマー」という声とともに笛。
まさかと思ったが、隣に寝ていた人が、トイレに立ったとき、まさに熊を目撃したというので、
しばらくみんなの興奮が醒めなかった。　お陰で朝までまんじりともしないまま、ウトウトとした途端、
３時過ぎに叩き起こされた。「ご来光、ご来光！」


途中で立ち寄った大王わさび農場から常念	わさび農場を流れる涼しそうな川

わさび田は、日除けですっぽり。	横から見たら・・・。

初日宿泊の穂高ビューホテル	まさに高原ホテルでプールもあった

ホテル周辺の遊歩道を散歩	ホテル裏側の谷で夕涼み

一の沢登山口から前常念方面	登山口には立派なトイレと登録所があった

谷沿いのなだらかな道を登山開始	谷川の水は澄んでいた

ブナの林を行く	休憩（烏帽子沢）

空はあくまで青く、希望が持てそう	少しモヤってきたかな？

ヤマハハコ	なんという滝かな？

胸突き八丁に差し掛かる	この辺りは日当たりのいいお花畑