ジャワ観光後半

７．世界遺産ボロブドゥール

	いよいよ待望のボロブドゥールに到着。 出土した石碑の碑文からシャイレンドラ王朝 によって８－９世紀に５０年もの歳月を掛けて 建造されたことが分かったらしい。 世界最大の仏教遺跡である。
	でかい！高さ３４．５ｍ。 大きな四角形をしているが一辺が１２３ｍにも 及ぶ。高さ２３ｃｍに統一された安山岩２００万個を 接着剤なしにただ積み重ねた「空積み」構造で、 内部に空洞はないそうだ。 下部の四角い部分が６層、上部の丸い部分が ３層となっている。 ネットで別に調べると実はこの建物は他の寺院の ように平地に建てたものではなく、小さな丘陵の 上に石を段々に積み重ねていったものらしい。 　　 　　　　(wikipedia から借用）
	記念に撮ってもらった。
	ボロブドゥールを上空から鳥瞰すると 　このようになるようだ。 　（ガイドブック「地球の歩き方」から借用した）
	このコーナーには隠れた基壇が示されている。
	そこには仏教の「因果応報」の戒めが彫られている。
	博打や飲食などの煩悩に支配された人間の・・
	・・様々な姿とその因果応報の姿が彫られている。
	とにかく上に上がってみることに。
	第１回廊には上下２段のレリーフが彫られている。 上段には仏陀の生涯が、下段には釈迦の前世を 寓話で説いた「本生譚」や「譬喩物語」が描かれて いる。
	仏教に詳しく、かつ時間があれがじっくり 見ていけば面白いことだろうに！
	これはシッダールタ王子の誕生場面。
	第１円壇に到達。ストゥーバが林立する。
	この上にまだ第２円壇と第３円壇がある。
	周りは密林が広がる。
	さらに２層目に上がると展望が開ける。
	ストゥーバの上部がなくなって内部の仏像が むき出しになっている。
	第３円壇からの眺望。
	ここからはムラビ山（２９１１ｍ）が見える筈だが 果たしてどれかな？
	第３円壇の周りを３回回って合掌したあと、 階段を降りる。
	今度は一気に下りる。
	これは第２回廊だったかな？
	これは先ほどとは別のコーナーから。
	これは果たして寺院なのか、墳墓なのか？
	１０００年も前によくこんなものを造ったものだ。 時の支配者の権力が大きかったのか、それとも 仏の力が強かったのか？
	周りはよく整備された公園になっている。

８．パオン寺院とムンドゥッ寺院

	ガイドのジャジャールさんが「パオン寺院には 何も見るべきものはありませんよ」とパスしようと したが好奇心の強いＫさんがちょっと見てみたい と手を挙げたのでモイチも付いていった。
	外壁にレリーフがあるだけで内部には何も なかった。
	ジャジャールさんのお勧めはこのムンドゥッ寺院。 「中に素晴らしい仏像がある」と。 そう言えば、ガイドブックに日本の仏教関係者が 「世界で最も美しい仏像のひとつ」と驚嘆した、と 書いてあった。
	先ほどから雨が落ちてきたが、傘を差しながら 上がる。
	入り口の両壁にはレリーフがある。
	おっ、これがその仏像か！ なるほど美しい如来様だ！ ガイドブックによると高さ３ｍで、ひと塊の粗面岩で できているとのこと。
	両脇の仏像は観音菩薩像と文殊菩薩像らしい。
	ジャジャールさんがよく見えるよう懐中電灯で 照らしてくれた。
	冠をつけている方が観音菩薩と聞いたが・・・ こちらは半跏姿勢なので文殊観音らしい。
	こちらは観音菩薩か？
	こうして見ると外からもよく分かる。
	これは鬼子母神らしい。

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