感動のエジプトとナイル川クルーズの旅(H31-2-8～15)　ハイライト編

第4日(2/11)　カイロから空路アスワンへ　アスワン・ハイダム⇔（バス300ｋｍ）⇔アブ・シンベル神殿　（クルーズ船泊）

	カイロ空港に着いたのは朝4時40分。それから チェックインと手荷物検査に延々と時間が 掛かってアスワン行きに搭乗できたのは やっと６時ちょっと前。
	アスワンの飛行場に着いたのは7時45分。
	アスワン国際空港は快晴。
	アスワンの地図。 アスワンハイダムは南の方。
	アスワン発電所。
	発電所からの送電線。
	アスワンハイダムの堰堤全長3600ｍ、高さ１１１ｍ。
	アスワンハイダムの堰堤からアスワンダムを望む。 アスワンダムの方はイギリス支配時代の1902年 に完成したもので、高さ５１ｍ、長さ2140ｍ。 この古い方のダムだけではナイル川の氾濫を 制御できずアスワンハイダムの完成を待たなけ ればならなかった。
	旧アスワンダムをバックに。
	アスワンハイダムのロックフィル方式の堰堤。 日本では御母衣ダムがそうだが規模が違いすぎて 比較にならない。
	ダムで出来た「ナセル湖」。 以下、向かって左から右へ撮影。
	アスワンハイダムは南のスーダン内部まで 全長５００ｋｍに及ぶ広大なもの。
	正面の半島の先に見えるのはカラブシャ神殿。 ダムの底に沈む運命だったが、ドイツの援助で ここに移転された。
	カラブシャ神殿を望遠で。
	何となく絵になると思ってシャッターを切った。
	蓮の花を象ったハイダム完成記念塔。 完成年1970年に因んで高さ70ｍ。
	大学もある。
	アスワンの大砂漠？
	いや、実は道路わきでアスワンの砂を採取。

バスでアブ・シンベルへ（高速道路で２８０ｋｍ南へ）

	砂漠の真ん中をまっすぐに走る高速道路。
	グーグルの衛星写真地図。
	「２時間ほど走ったところでガイドのアラーさんが 蜃気楼が見え始めました！」との声でみんな 目を覚ました。 「えっ、どこ、どこ？」
	「なるほど。見えたあ！」
	望遠で見るとよく分かる。
	さらに倍率を高める。
	この辺りはもう見えない。
	この辺り鉄分が多いので表層部分が赤黒い。
	ピラミッド？ではありません。 これがもっとも自然な堆積の形。
	お昼のレストラン。
	リゾートホテルらしい。
	ブーゲンビリアが咲き乱れる。
	プールサイドで。
	同。
	地元の民芸品？
	レストランで。
	野菜スープに、ゴマのペースト。
	エジプト米の上に鶏と野菜のカレーソース。
	デザートはフルーツ。

アブ・シンベルの岩窟神殿へ

	この岩陰に大神殿と小神殿がある。
	これが大神殿。 アスワンハイダム建設で湖底に沈むのを 避けるためスウェーデンの提案で いくつかのブロックに切断して６０ｍ上の ここに移転させた。
	この神殿は今から3300年前、古代エジプト新王国 時代の第１９王朝ラメセス２世が建設した。 砂に埋もれかけていた神殿は1813年、スイスの 探検家ブルックハルトによって発見された。 正面にある4体の巨像はいずれもラメセス2世で 高さ２０ｍ。 左から２つ目の像は完成7年後の大地震で上半身 が崩れ落ちて今も下に転がったまま。 正面入り口上部にあるのはホルス神像。
	ラムセス２世像は、額に王を守護するコブラの 頭を付け、王権を表すネメス頭巾をかぶり、 その上に、上下エジプトの王を表す二重の 王冠を付けている。 顎髭は王権の象徴。 足元に配置しているのはもっとも寵愛した ネフェルタリ王妃や子どもたちの一部の立像。
	上部には日の出を喜ぶように両手を挙げている 22体のマントヒヒの小像が彫られている。
	正面のテラスには10体のラムセス像とハヤブサ の姿をしたホルス神像が交互に配置されている。
	正面入り口。ラムセス2世像膝後ろの立像は いずれもネフェルタリ王妃。
	内部の写真撮影には撮影券300ポンドが 必要だが、現地ガイドの「お勧めしない」との ことばを信じて買わなかった。 内部を見終わった後、この入り口で写真を 撮っていたら、警備員が木の門扉からこの でかい鍵を抜いてこれで写真を撮れという。 勿論、チップ目当てと思ったから5ドルあげた。
	鍵を貸してくれたのはこのおっちゃん。
	これはナイル川氾濫を神格化したハピ神で 上エジプトを象徴するハスと下エジプトを 象徴するパピルスを中央で結び付ける、 上下エジプト統合の儀式を表す。
	背後は後ろ手にくくられた奴隷たち。
	ナセル湖。 この向こうは少し南へ行けばスーダン。
	こちらはアブ・シンベルの小神殿。 ここで正面の巨像をアップして撮影した iPhone8plus の4枚の写真がなぜかすべて ピンボケとなっていた。残念！
	これが辛うじてデジカメに残っていた。

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